5月に、念願のNARD JAPAN ナード・アロマテラピー協会主催の農場研修に参加してきました。
アロマテラピーについては、これまで学校の授業や関連書物、トリートメント技術や自分自身の体感の蓄積、そして尊敬する自然療法の先生に教えを請うなどで学び続けてきましたが、今回は実際に畑に行って原料となるお花を摘み取る体験型の研修。
数年前にその先生のblogで、この農場研修のことを知り、
一度参加してみたいと思っていたところ、お声がけいただき、この度参加することができました。
場所は山梨県某所。農薬飛来が及ばないよう、周辺の土地もナードジャパンが購入されたという特別な場所にある農場。
富士山が綺麗にのぞめる山の頂きにダマスクローズが一面に広がっていて、
今、咲いているお花は、朝から数時間で蕾(つぼみ)から一気に咲き開いたとのこと。
この時期のローズは毎日そうやって次から次に開花を繰り返すそうです。
その中から十分に開花したダマスクローズをどんどん摘み取ってゆきます。
なんとも優しく甘く豊かな濃い香り!!
観賞用のローズとは異なり、ハーブウォーターや精油を作るための種なので、
本当にローズ精油と同じ香りがする!
植物達の恩恵をこのような形で、私達人間は受け取っているんだなぁと。
あらためて。。ほんとに。。ありがたい。。
そして、
参加経験のある方や、手慣れた方は摘むスピードが早いこと!
摘み取った後は、農場から、麓にある研修センターに戻り、
花びらを萼(がく)から外す下処理や、ワークショップでクラフトを作成♪
帰宅後は、持ち帰ったローズやカモミールをジャムやチンキ、ドライハーブにするため下処理の続きを。
その際、綺麗なお花のどこに隠れていたの?というくらいの大きな虫たち!が
蕾の奥から現れるので、そこは我慢 虫達・・結構大きい(1cm弱)。。。。
ドキドキしながらも、
虫が入っているということは、より質の高いローズであるということ。
”人間より虫の方がわかっている”という、ナードの方の言葉。
なんだかとても納得ですよね!
↑ このドライにしたローズやカモミール 写真でお伝えできないのが残念なくらい、
ドライになってもなお!パワフルで馨(かぐわ)しい香りを放っています
あらためて、植物達の持つ香りのパワー、生命力を感じる。
なんと1ヶ月経った今も、香りの威力はそのまま!!
今回ジャムは作らなかったのですが、ナード本部で試食させてもらったローズジャムは、
花びらの食感がありすごく美味しかったですよ!
この農場研修では、研修センター本部にて、
ハーブウォーター、精油を作るための、蒸留過程も見学させてもらえます。
実際に、精油やハーブウォーターを作られている方々の説明やお話はとても勉強になり、
農場研修を担当してくださるスタッフ全員の方々(とても親切なおじさんの方々です)からは、
植物への愛がめちゃくちゃ伝わってきました。
『野に出でよ、土に学べ』
まさにそんな体験
アロマのことを知っているようで、まだ知らない部分にも気づかされ、教えてもらった。
そんな貴重な体験ができた農場研修
普段、お客様とは、フェイシャルに関するホームケア中心のお話をしていますが、
ストレスや心のこととも関連が深いアロマテラピーの素晴らしさ、香りの効能など、
簡単に日常に取り入れられる事から、お伝えしてゆきたいと思っています